自分大好き「自分フェチ」

異性の使用物を愛でる気持ちは、かなり変態的な趣味とはいえ、まだ誰にでも理解できるのではないでしょうか? しかし、中には自分の使用したものに性欲を感じる人もいるようです。ナルシスティックなフェチを、少しだけ扉を開けて、のぞき見しましょう。

枕からペーパーまで!?

ここでは仮に、自分の使用物に情欲を掻き立てられる人たちを、「自分フェチ」と呼ぶことにしましょう。「自分フェチ」たちの欲情の対象は、多岐に渡ります。毎日頭をくっつけている枕、その日1日履いたパンツや靴下、女性の方ならば小便を拭いたペーパーまで…。

繰り返しになりますが、異性の使ったものを欲しがる気持ちは、まだ誰にでも理解できるでしょう。しかし使用物への欲望が自分に向くと、何か尋常ならざるものを感じてしまいます。友達が「自分フェチ」だと知ったら、少なからずショックを受けてしまいそうです。

自分が大好きなのか?

ところで、「自分フェチ」の人たちは、ただのナルシストなのでしょうか? 確かに「自分が好き」という一面もあるかもしれませんが、ただそれだけとも考えられません。使用物の匂いを嗅ぎ、味わうことで、異性を妄想して興奮している可能性もあります。

やや屈折したフェチではありますが、その真実は案外、一般的な「使用物フェチ」と変わらないのかもしれません。異性の使用物が手に入りにくい現実が、本来はただの「使用物フェチ」の人々を、「自分フェチ」へと向かわせるのでしょう。

お好きに満たしてください

「自分フェチ」は、自分が消滅してしまわない限り、好きに満たせる性欲です。お好きにどうぞ、といったところでしょうか。お金もかからないし、好きなときにいつでも欲望を解消できる。そういった意味では、便利なフェチと言えるのかもしれません。

しかし、当然人にカミングアウトできるフェチではないので、個人的な範囲で楽しむべきでしょう。というよりも、これは個人的な範囲以外では楽しみようがないのですが…。

性の世界とは、実に奥深いものです。対象がいないと成り立たないはずの性欲が、自分の中で起き、自分で解決できる。「自分フェチ」たちは、象徴的な意味での両性具有と言えるかもしれませんね。


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